悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2002年04月25日(木) 22時19分

中古ゲームソフト、販売差し止め請求を棄却…最高裁読売新聞

 家庭用テレビゲームの中古ソフト販売が著作権を侵害するかどうかを巡り、ソフトメーカーと中古販売会社が争った2件の訴訟の上告審判決が25日、最高裁第一小法廷であった。井嶋一友裁判長は「中古ソフトを消費者に販売する行為は著作権侵害には当たらない」と述べ、中古販売を認める最高裁としての初判断を示し、販売差し止めなどを求めたメーカー側の上告を棄却した。メーカー側敗訴が確定した。

 著作権法は、劇場上映される映画について、フィルムなどの複製品を販売したり貸し出したりすることを、著作権者が制限できる権利を認めている。訴訟では中古ゲームソフトにもこうした権利が及ぶかどうかが争われた。

 判決はまず、著作権法上、ゲームソフトには映画と同様、メーカーに複製品の販売などを制限する権利があると指摘。その上で、この権利は、新品のソフトが消費者に販売された時点で消滅し、中古ソフトが再度販売される時点では効力がなくなると判断した。判決はその理由として、「著作物や複製品を販売するたびに著作権者の許しが必要になれば、市場での商品の自由な流通が妨げられる」と説明した。

 一審では、中古ソフト販売を認めた東京地裁と、著作権の侵害として販売差し止めなどを命じた大阪地裁で判断が分かれたが、二審では東京高裁、大阪高裁ともに中古ソフト販売は適法として、メーカー側の訴えを退けていた。(読売新聞)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020425-00000505-yom-soci

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ