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2002年04月11日(木) 15時10分
<覚せい剤>事件もみ消した元県警本部長らに有罪判決 富山地裁(毎日新聞)富山県警の覚せい剤もみ消し事件で、虚偽有印公文書作成、同行使の罪に問われた当時の県警本部長で前中部管区警察局長の上田正文被告(54)と元刑事部長の高松実被告(62)に対する判決公判が11日、富山地裁であり、神沢昌克裁判長は両被告にそれぞれ懲役1年、執行猶予4年(求刑懲役1年)の有罪判決を言い渡した。県警トップである本部長経験者が在職中の行為に関して有罪判決を受けたのは、00年の神奈川県警の覚せい剤もみ消し事件の判決以来2度目。判決などによると、両被告は95年5月、県警八尾(やつお)署などが覚せい剤取締法違反容疑で逮捕した同県婦中町田島、土木建設業、土田慎一被告(40)=同罪で公判中=を翌日に釈放し、捜査を打ち切った。釈放にあたって作成された本部長指揮事件簿には「体調の不良が見受けられ、留置による取り調べは困難」と虚偽の釈放理由が記入され、上田、高松両被告らは事件簿に押印、決裁し、事件のもみ消しを図った。 土田被告は当時、県警刑事部と富山署が捜査していた大規模覚せい剤事件の情報提供者。初公判で上田被告は「情報提供者を守るため、虚偽の釈放理由に同意した。富山署の事件は薬物供給ルートを断つ重要な事件で、そのため小規模事件の捜査を打ち切るのはやむを得ないと思った」と供述し、起訴事実を認めた。 県警は昨年11月、もみ消しに関与したとして県警の現職幹部や元幹部計13人を書類送検。富山地検は同12月、上田、高松両被告のみを起訴した。 【井出晋平】(毎日新聞) http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20020411-00001077-mai-soci |