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2002年03月19日(火) 16時31分
神戸・大学院生事件「現場の判断力に弱さ」 県警本部長(朝日新聞)神戸市の大学院生浦中邦彰さん(27)が暴力団幹部らに殺害されたとされる事件で、兵庫県警の岡田薫・本部長は19日、「現場の一部(警察官)に執行力の弱さ、判断力の弱さがある」と述べ、神戸西署の初動捜査段階の対応ミスを認めた。同日開かれた県議会予算特別委員会で、委員の質問に答えた。 岡田本部長は「暴力との対決は警察の基本であり、初動は警察の命」とし、「受けるべき批判は受け、反省をしたうえで具体策を講じたい。(事件を起こしたとされる暴力団の)上部組織を含め、山口組の壊滅をめざし、徹底取り締まりをしたい」と述べた。 また、同県警の百元昭史・地域部長は、現場で神戸西署員に保護された浦中さんの知人が「(浦中さんが)そのへんにいなければ車に乗せられたかもしれない。逃げたんやろか、家に帰ったんやろか」と署員らに話したことについて、「内容があやふやだったにもかかわらず、現場の警察官が『逃げた』と判断し、『現場から(被害者の)1人は立ち去った』と署などに無線報告したため、緊急配備などの組織的対応ができなかった」と述べ、現場の判断ミスが対応のまずさにつながったことを認めた。(16:30) |