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2002年02月14日(木) 15時08分
有名声優連日講義の広告はうそ 元生徒ら12人が提訴(朝日新聞)「有名な声優が毎日講義をするかのような虚偽の広告にだまされて入学した」として、東京都内の声優学校に通っていた元生徒12人が14日、学校を相手取り、授業料の返還など計約1300万円を求める訴えを東京地裁に起こした。 元生徒は16〜24歳の男女。中学卒業後に上京した若者や熱狂的なアニメファン、アマチュア劇団経験者らさまざまだ。 訴状などによると、この学校は00年夏から雑誌などに01年度の学生を募集する広告を掲載。「一流の声優に学べ!」「5人の専任講師が徹底指導」と授業内容を示し、授業のある曜日に対応する形でそれぞれの声優の写真を載せていた。入学案内書でも声優を講師として紹介していた。 元生徒たちは、授業料が年約80万円と安いこともあり、昨春入学した。 ところが、紹介されていた有名声優5人のうち毎週講義を担当したのは1人だけだった。また、講義のレベルが低いため授業をボイコットし、「授業プランを示してほしい」などと講師たちに改善を迫ったが、改まらなかったという。 12人は昨年11月に退学した。原告の1人は「実態を知っていれば入学しなかった。同じ思いをする人がこれ以上出ないよう訴えた」と話す。 学校側は「声優の5人は実際に講師をしているが、毎週来ていない人もおり、広告の表示がおかしいというなら改めなければいけない。元生徒たちはある講師にそそのかされて授業を妨害していた」と話している。(14:59) |