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2002年01月23日(水) 19時05分
TCPポート12345のスキャンが急増。原因はTrend Microのアンチウイルスソフト？（ZDNet）(海外ニュース)TCP（Transmission Control Protocol）ポート12345は，トロイの木馬「NetBus」（1999年10月の記事参照）がシステムを乗っ取るために使うポートであり，Trend Microの「OfficeScan」が使うポートでもある。ここのところ，同ポートのスキャン件数が急増しており，セキュリティコミュニティでは原因についての議論が沸騰している。Webopedia.comの定義によると，ポートとはコンピュータにある情報の出入り口であり，ポートのスキャンとは，出入り口をシステマティックに走査すること。ネットワーク管理者が正当な理由でポートスキャンを行うこともあるが，コンピュータへの侵入のためにアクセスポイントを探すといった悪質な目的のために使われることもある。SANSのディレクターStephen Northcutt氏によると，今年に入って12345番ポートのスキャンが劇的に増えているという。Fulcrum Consulting Groupのアナリスト，Edward Luck氏は，OfficeScanが理由の1つではないかと話している。「OfficeScanはNetBusと同じポートを監視するだけでなく，ソフトそのものに脆弱性がある。SANSと数度話し合ったのだが，最初われわれはNetBusのためにスキャンが増えているのではないかと考えた。だが，実際はOfficeScanの脆弱性を探している人がいることが原因ではないかと考えている」。Trend Microはこの脆弱性の存在を認めているが，パッチは既にリリース済みだとしている。 （ZDNet） |