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2001年12月27日(木) 20時34分
不正アクセスなどＩＴトラブルに補償金、ニッセイ同和（日経新聞）ニッセイ同和損害保険は27日、来年1月から不正アクセスなど情報技術（ＩＴ）に絡むトラブルを起こした企業向けに補償金を支払う損害保険商品を発売すると発表した。顧客情報の漏えいといったリスクに備えるＩＴ関連企業の需要を見込んでいる。 新しい保険の名称は「ＳＬＡ補償保険」。ＩＴ企業は、トラブル発生時の責任の所在を明確にするため「ＳＬＡ」（サービス・レベル・アグリーメント）と呼ぶサービス保証契約を顧客と結んでいる。新保険では、例えば商社が運営する流通システムがハッカー侵入でダウンし、会員に補償金を一定額払い戻す場合、補償金分を保険でカバーできる仕組み。 ニッセイ同和によると、ＳＬＡに基づく補償金を支払う保険は業界で初めてという。支払い限度額が5000万円のＳＬＡ補償保険なら年間保険料は約140万円。 インターネット上の問題が起きた際、取引先に払う損害賠償金や訴訟費用をカバーする「ＩＴ業務賠償責任保険」も併せて発売する。顧客情報が消失したり著作権が侵害されたようなケースにも適用されるとしている。 |