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2001年12月26日(水) 21時05分
オウム元幹部の新実被告に死刑を求刑 論告公判(朝日新聞)地下鉄、松本両サリン事件や坂本堤弁護士一家殺害事件など11事件で計26人を殺害したとして殺人罪などに問われているオウム真理教元幹部・新実智光被告(37)の公判が26日、東京地裁(中谷雄二郎裁判長)であった。検察側は「被告が教団によるほとんどすべての凶悪犯罪に関与し、最も血生臭い役割を担当した」と論告し、「極刑をもって臨むほかない」と述べて死刑を求刑した。来年3月26日に弁護側の最終弁論が行われる。 論告はまず、新実被告が関与した事件を列挙。殺人を正当化する教団前代表・松本智津夫(麻原彰晃)被告(46)が指示して実行されたと指摘した。そのうえで、「いまだに松本被告の教義を狂信的に信奉し、改しゅんの情はおろか人間的良心の一かけらも見いだせない」と強く批判した。 弁護側は、元信徒の田口修二さんを殺害した以外の事件については、松本被告を首謀者にした内乱罪にあたると主張していた。内乱罪では首謀者以外は死刑にならない。 これに対し、検察側は、両サリン事件を起こしたのは強制捜査の阻止やサリンの人体実験が目的だったと指摘。「国家破壊を目的とした内乱罪とはほど遠く、個別的な動機による凶悪犯罪にほかならない」と指摘した。 (15:45) |