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2001年12月19日(水) 07時21分
薬の使用期限改ざん 医薬品店に業務停止処分(熊本日日新聞)
市保健所によると、同店で風邪薬を購入した客が製造元の製薬会社に改ざんの疑いを指摘。同社が事実確認し、十一月二日に県薬務課を通して市保健所に連絡した。 市保健所は同店に二度立ち入り調査し、約二千五百個の医薬品を調べた。その結果、胃腸薬、風邪薬、軟こう薬など十四社の三十六品目約二百個で、製薬会社が記載した使用期限や製造番号などの上に別の日付や番号を打ち込んだテープが張られていた。使用期間の改ざんは、分かっているだけで最長十四年。短いもので四年三カ月だった。 経営者の男性(74)は調べに対し、「以前に比べ薬問屋が商品入れ替えに来なくなり、使用期限切れの医薬品が増えたため、二、三年前からやっていた」と話しているという。十八日現在、被害届は出ていない。 市保健所は「男性は薬剤師の資格を持ち、社会的責任は大きい。厚生労働省も全国的に珍しいケースと言っており、悪質としかいいようがない」と言っている。 同店で購入した医薬品で使用期限などを張り替えた跡がある場合、業務停止解除後に同店に申し出れば返金する。問い合わせは熊本市保健所(電)096(364)3185。 http://kumanichi.com/news/local/main/200112/20011219000019.htm |