他人のパスワード盗用ロシア製ソフトで警視庁逮捕（毎日新聞）

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2001年12月19日(水) 00時00分

　警視庁ハイテク犯罪対策総合センターは18日までに、他人のパスワードを使ってインターネットオークションで商品代金をだまし取ったとして、東京都世田谷区松原1、無職、宍戸岳之(たかゆき)(27)と江戸川区南小岩6、無職、村越武司(27)の両容疑者を不正アクセス禁止法違反や詐欺などの疑いで逮捕した。

　調べでは、宍戸容疑者らは7月1日、新宿区の漫画喫茶にあるパソコンから、町田市の医師(26)のパスワードを使ってオークションサイトに接続し、「未使用のハイウエーカードを安価で譲ります」と掲示し、申し込んできた清瀬市の会社員(37)から4万8000円をだまし取った疑い。

　2人は2月、新宿区内のインターネット喫茶のパソコンに、キーボートの操作歴を記録するロシア製ソフト「キーロガー」を無断で入れ、他人のIDやパスワードを探り出したという。約20人のパスワードを探り出し、約270万円をだまし取っていたとみられる。

（Mainichi Shimbun）