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2001年12月17日(月) 19時34分
＜オウム真理教＞転入届不受理などで足立、世田谷両区に賠償命令（毎日新聞）東京地裁は１７日、東京都足立区長がオウム真理教（アレフに改称）の信者１人の転入届を不受理にした処分を取り消し、区に７０万円の賠償を命じた。信者は今年行われた都議選と参院選に投票できなかったことから、藤山雅行裁判長は「重要な基本的権利の選挙権を侵害された精神的苦痛は大きい」と述べ、信者が起こした同様の訴訟では最高額の慰謝料を認めた。また、藤山裁判長は同日、世田谷区長が教団信者６人の住民票を抹消した処分を取り消し、区に信者１人当たり５０万円の支払いを命じた。 両判決は「住民票の作成や抹消は、実際に居住しているかどうかで決めるべきで、市町村区長が裁量で拒むことはできない」と判断した。これで信者側の勝訴は、計５件になった。 鈴木恒年・足立区長の話 判決は大変残念だ。区内には地下鉄サリン事件の被害者が多数おり、恐怖感はぬぐえていない。区としても、オウム真理教の実態と何ら変わらないアレフは絶対に許せない。 大場啓二・世田谷区長の話 地方公共団体が住民の生命や安全を守るのは当然の責務で、判決は大変残念だ。（毎日新聞） http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20011218-00000030-mai-soci |