中電職員装い電気料金詐取　県内で続発ご注意を（中日新聞）

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2001年12月11日(火) 00時00分

　中部電力の職員を装って電気料金や工事代金をだまし取る詐欺事件や不審な電話などが静岡県内で相次ぎ、中電は「年末を迎えて同様の詐欺行為が心配される。不審に思ったら最寄りの営業所などに確認してほしい」と注意を呼び掛けている。

　中電静岡支店によると、富士川以西の県内の同支店管内では、今年一月から十一月末までに十件の詐欺、同未遂事件があった。お年寄りに対して金額を記載したメモなどで現金をだまし取る電気料金詐欺は二件あり、被害額は計二万四百円に上る。三件は未遂だった。

　また県西部では、床下換気扇の漏電調査や撤去の工事代金と偽り、現金をだまし取る詐欺事件が二件あり、被害額は合わせて五十八万二千円。残る三件は未遂だった。

　同支店は「職員は身分証明書を携行し、検針票やメモなどで電気料金を集金することはない。依頼のあった工事以外で工事代金名目の料金を請求することはない」などとしている。