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2001年12月06日(木) 00時00分
業者 千円で台所きれいにします ご用心を(朝日新聞・)訪問業者が「台所の汚れ落としのキャンペーン中です」などと言って、ガスレンジや換気扇の掃除を実演した後、高額な掃除機の購入契約を結ばせようとする例が府内で相次いでいる。無料にせず、千円程度の額を口にすることで警戒心を解く手口。府の消費生活センターは「家の中に上がり込むのが目的なので、本当に必要なものか、きちんと判断して欲しい」と注意を呼びかけている。藤井寺市の主婦は10月、電話に応じて自宅に招きいれたところ、業者はスチーム式の掃除機を使って10分ほどで台所をきれいにした。その後、「好きな時に掃除ができる。レンタルよりも買う方が安い」などと勧められ、約40万円の契約を結んだ。 同センターには4月以降、こうした手口の商法に関し、21件の相談が寄せられている。ほとんどが事前に電話をかけ、「千円でキャンペーン中」などと宣伝し、自宅を訪れるという。「掃除専門」と名乗り、最初は商品販売の話を持ち出さない場合もある。複数の業者が動いていると見られ、長時間、家の中に居座り、強引に契約を結ばせる例もあった。 しかし、実際には高齢者には重すぎたり、熱い蒸気が噴き出して危険だったりなど、使い勝手が悪い場合が目立つ。また通信販売などでは、数万円程度で同じような機能の掃除機が売られている。 これまでも、水回りや屋根裏を点検すると低額の料金を示し、最後は高額の商品を売りつける業者がいた。同センターは「有料で清掃のサービスをするため、消費者も安心しがち。実演販売は熟練した社員が器具を扱って効き目を見せるが、買った人が同じようにできるとは限らない」と指摘する。 4月に施行された消費者契約法では、業者に対して「帰って欲しい」などと意思を示したことが明らかな場合は、いったん結んだ契約を取り消すこともできるという。 |
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