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2001年11月30日(金) 19時13分
献金強要、宗教法人・統一教会に１億５千万円賠償命令（読売新聞）宗教法人・世界基督教統一神霊協会（統一教会）の信者から違法な勧誘を受け多額の献金を強要されたとして、大阪府内の女性ら１０人が同協会を相手に総額約２億６０００万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が３０日、大阪地裁であった。山垣清正裁判長は「不安感をあおり献金を迫るなど、社会的に相当な範囲を逸脱する勧誘だった」とし、勧誘した信者について同協会の使用者責任を認め、原告全員に総額約１億５８００万円を支払うよう命じた。 統一教会をめぐる同種訴訟は各地で起こされ、原告勝訴の判決が相次いでいるが、認容額は過去最高。 判決によると、同協会信者は「先祖の因縁が原因で、清算にはお金を納めるしかない」「先祖が地獄で苦しがっている」などと話し、献金を迫るなどした。 判決で、山垣裁判長は「協会が組織的に違法勧誘したとは認められない」としたが、個別の勧誘行為については「不安感を植え付け、客観的価値の乏しい商品購入のため異常に高額の金を払わせた」と認定した。 統一教会広報部の話「評価できる部分もあるが、事実認定の誤りもある。判決文を検討して対応したい」 (11月30日19:13) |