悪のニュース記事

悪のニュース記事では、消費者問題、宗教問題、ネット事件に関する記事を収集しています。関連するニュースを見つけた方は、登録してください。

また、記事に対するコメントや追加情報を投稿することが出来ます。

記事登録

2001年11月20日(火) 00時00分

「マイライン」獲得競争“脱線” NTT西日本 加入者情報外部へ流出 代理店通じ3500人分 中日新聞

 電話会社選択サービス「マイライン」の加入者獲得をめぐり、NTT西日本(大阪市)が保有する大阪府と兵庫県の少なくとも約三千五百人の電話加入者の住所、契約サービスの内容、月額電話使用料のランク付けなどの個人情報が、業務を委託された代理店を通じて外部に流出していることが十九日、分かった。

 関係者によると、流出した個人情報は、電話帳への掲載を拒否している利用者に関するものと、通話料が月額三千円以上の「ランクA」と記載された利用者に関するものの二種類。いずれも氏名、住所、電話番号や、NTT西日本と契約している割引サービスの種類などが記載されている。

 マイラインの登録料が無料だった十月末まで、電話会社各社は激しい加入者獲得競争を繰り広げたが、その際こうした情報が、グループ企業と無関係の業者に流れ、使用された可能性があるという。

 旧郵政省告示の「電気通信事業における個人情報保護に関するガイドライン」は、個人情報の扱いを外部委託する際の秘密保持を義務付けている。

 総務省総合通信基盤局は、今回の外部流出について「ガイドライン違反で問題だ」と指摘。NTT西日本が同社の営業活動に加入者の情報を使用するのは問題ないが、代理店に渡す際は情報が適切に管理されるよう監督する責任がNTT側にあるとする。

 関係者によると、被害は二府県以外にも広がっている可能性があるといい、NTT西日本は「流出源がどこなのか、徹底究明して原因を調べる」としている。

 兵庫県内のある主婦(36)は「セールスの電話が嫌で電話帳への掲載を拒否しているのに、マイラインの電話セールスがあった。外部に流れているなんてとんでもない」と話していた。


http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20011120/mng_____sya_____001.shtml

この記事に対するコメント/追加情報を見る

ニュース記事一覧に戻る

トップページ