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2001年11月06日(火) 21時17分

「大量の宛先不明は迷惑メール」ドコモが送信拒否へ読売新聞

 NTTドコモは6日、アダルトビデオ販売や出会い系サイトの勧誘などの「迷惑メール」が携帯電話に次々と送り付けられてくる問題で、迷惑メールと見られるメールの送信処理を拒否するなど対策を強化することを発表した。

 迷惑メールは、業者がコンピューターで英数字を適当に組み合わせてメールアドレス(あて先)を作り、大量に同時送信してくるため、あて先が実在しないものが多い。このため、ドコモは1つの発信元から一定以上の比率で、あて先不明がある場合は迷惑メールと判断し、すべてメールの送信を拒否することにした。総務省の認可を得たうえで今月中をめどに始める。

 迷惑メールの送信拒否は、電気通信事業法で通信会社に課せられているサービス提供義務などとの兼ね合いが焦点となっていたが、横浜地裁が先月、横浜市内の業者に迷惑メール送信禁止の仮処分決定を初めて出したこともあり、ドコモは業界で初めて実施に踏み切ることにした。

 すでにアドレスが迷惑メール業者に把握されている利用者については、ドコモが送信を拒否した後も送り付けられる可能性があるため、ドコモは改めてアドレスの変更を呼び掛ける。

 ドコモは迷惑メール対策として、1か月あたり100通相当のメール受信代金を無料にするなどの対策をとっている。しかし、最近では1日10通以上のメールが送りつけられる利用者も増え、利用者からの苦情が相次いでいる。今後は、欧米などのように迷惑メールの業者そのものに規制を課す法制度の整備が課題となりそうだ。

(11月6日21:17)

http://www.yomiuri.co.jp/00/20011106i313.htm

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