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2001年10月17日(水) 22時19分
「要約の無断配信は違法」と作家らがネット会社を提訴(朝日新聞)インターネットを通じて、ビジネス書などの要約を無断で配信しているのは著作権法に反するとして、著者12人と日本経済新聞社が17日、「コメットハンター」(福井市)を相手に、配信の差し止めと計1490万円の損害賠償などを求める訴えを東京地裁に起こした。原告側代理人によると、インターネット上の著作権をめぐって訴訟になった例は初めてという。 提訴したのは落合信彦、江波戸哲夫、樋口広太郎、野口悠紀雄、竹村健一、田原総一朗の各氏ら。 訴状などによると、コメットハンター社は「速読本舗」という名称でホームページを開設。「『読みたい本はある』『だけど時間はない』というビジネスマンに最適」などと宣伝して有料で会員を集め、ビジネス書などを4000字程度にまとめた要約を電子メールで送信している。 過去の送信分はホームページで公開しており、96年4月から今年10月までの間に62社が発行した268冊の要約を配信したという。 原告のうち、佐和隆光・京大経済研究所長は「相手からは何も連絡がなく、自分の著作がこのように使われていることは指摘されて初めて知った。裁判所の判断を仰ぎたい」と話した。また、江口克彦・PHP研究所副社長は「これまで講演、書籍の内容をさまざまに転用、盗用された経験はあるが、今回のケースは目に余る」とコメントしている。(22:18) |