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2001年10月06日(土) 00時00分
「泰道」訴訟が結審(佐賀新聞)〈「泰道」訴訟が結審〉手かざしで病気を治すという触れこみで多額の治療費を集めたとして、「泰道」(九七年に解散)の元会員ら四十九人が、当時の幹部ら十九人と関連九法人を相手に、総額約六千七百万円の損害賠償を求めた訴訟の第二十六回口頭弁論が五日、佐賀地裁(亀川清長裁判長)であり、提訴から約五年で結審した。判決言い渡しは来年二月十五日。 訴えによると、泰道は手かざしの「ハンドパワー」で病気や障害を治すという触れこみで勧誘。「ハンドパワーの修得、向上のためには新たな会員を勧誘する必要がある」として、マルチ商法的システムで会員を獲得、多額の入会金や受講費、関連商品販売などで金を集めたとされる。 原告側は「勧誘・治療・集金の一連の行為は違法で、社会的相当性を著しく逸脱している」と訴え、「違法性はない」とする泰道側と争っている。佐賀地裁は今年四月、弁護士費用を除くほぼ全額の返還を認める和解案を提示したが、泰道側が拒み、和解は成立しなかった。 長崎、福岡両県内でも、元会員らが損害賠償を求め提訴。長崎地裁では九月二十六日、泰道側の違法性を認め賠償を命じる判決が出た。泰道側は判決を不服として、福岡高裁に控訴している。 http://www.saga-s.co.jp/pubt/ShinDB/Data/2001/10/06/165%5f07%2ehtml |