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2001年08月14日(火) 00時00分
帰省の若者狙いデート商法−富山県内で被害急増(富山新聞)二十歳を迎えた男女を異性が電話でデートに誘い、百万円前後の高額なアクセサリーやビデオ教材などを買わせる悪徳商法が県内で増加している。県消費生活センターに寄せられた相談件数は、今年四—六月だけでも昨年同時期より二割多い五十件に上り、以後も増えている。今年は特に五月の大型連休時に帰省者を狙った被害が多発したことから、同センターでは、盆に里帰りする若者が標的になる恐れもあるとみて、注意を呼びかけている。 同センターによると、二十歳になった若者の自宅に知らない異性から親しげな電話がかかって喫茶店などでデートする約束を交わし、一対一で会った上で高額な品物を購入する契約を交わしてしまうという。電話による勧誘の口調も「○○ちゃんいますか」と友人を気取り、家族に安心感を与えるなど巧みになっている。 デート場所から品物の展示会場に連れていかれるケースもあり、平均百万円前後のアクセサリー、ビデオ教材セットなどを、デートしている楽しい気分のまま言葉巧みにセールスされ、断りきれずに契約している。安い旅行や、車が買える特典がある会員に勧誘するケースもあった。 県内の相談件数は一九九八(平成十)年度に六十二件、九九年度が百三十七件、昨年度は百五十件と増加の一途をたどっている。今年の大型連休時には、帰省中の社会人ばかりでなく、学生にも被害が出た。契約日から八日間はクーリング・オフ(無条件で解約)できるが、この期間だけは解約されないよう電話で連絡してくる悪質な業者もいるため、注意が必要だという。 同センターでは「まず、知らない人の甘い誘いに乗って出かけないこと。万が一、契約してしまった場合、クーリング・オフがきくうちに一刻も早く相談にきて欲しい」と話している。 |