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2001年08月08日(水) 00時00分
米で音楽オンライン競合法提出著作権法の修正盛り込む(毎日新聞)米下院のクリス・キャノン議員とリック・バウチャー議員はこのほど、現在不備が目立つ著作権法の修正を盛り込んだ音楽オンライン競合法(MOCA)を提出した。主に、複製権、頒布権において現代技術に対応させることが目的で、 ナプスターなどが加盟する米デジタルメディア協会(DiMA)が、法案提出に協力した。 MOCAは、オンラインでの演奏について、ネットラジオやサンプリングなどの概念を明文化。録音・録画(ダウンロード)についても、一時的記録との概念を付け加えた。 また、現行の著作権法は、著作権者から許諾を得た音楽配信用のライセンスにつき1回の複製しか認めていないが、MOCAでは多様なテジタル化フォーマットなどに対応した複数コピーを合法化するため、ユーザーがライセンスを得るときに、場合に応じて複数コピーを可能にする要件を盛り込んだ。デジタル著作権についてのライセンス料や、強制ライセンスの電子管理についても新たな規定を設け、さらに、著作権者の保護強化として、独占権の概念を変更した。とjくにデジタルコピーについては、通常のルートで複製する行為に対しては複製権の効力が及ばないこととした。 米国はデジタル著作権を巡って裁判が多発している。今回の改正は、デジタル著作権の規定およびその効力の範囲を整理することによって、訴訟件数を減少させようとする目的も見え隠れしているようだ。 [デジタルメディア協会] (Take-C Coma) http://www.mainichi.co.jp/digital/netfile/archive/200108/08-5.html |