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2001年07月13日(金) 19時52分
美顔化粧品の通販会社、違反広告で排除命令（読売新聞）化粧品の通信販売会社「アニューズ」（東京都品川区）が、若者向け美顔化粧品の商品広告に、実際の効能とは異なった内容の表示を行ったのは景品表示法（優良誤認）に違反するとして、公正取引委員会は１３日、今後同様の行為をしないよう同社に排除命令を出した。 調べによると、同社は、販売している男性用の美顔化粧品「フェイス・ピーラー エム」と女性用の「フェイス・ピーラー エル」の商品広告で、実際には短期間でニキビを完治させる効能はないのに、「ニキビ、毛穴の黒ずみ、肌のテカリをすべてムキ取る！」「即効スピード美顔完成」などと表示していた。 広告ではこうした表示とともに、特殊な化粧を施してニキビが多数あるような顔にしたモデルの顔写真と、同じモデルの化粧前の顔写真を並べ、いかにも化粧品の効能があったかのように見せかけたり、架空の体験談を掲載したりしていた。 同社はこの広告を昨年１２月から今年４月まで、少年漫画や少女コミックなど若者向け雑誌に掲載しており、公取委は「判断力が未熟な若年層に商品の効能が実際より優れていると誤認させた」としている。 この化粧品は同社が通信販売を中心に９９年１月から１本４８００円で発売を開始。昨年１年間で７万３０００本、約３億５０００万円を売り上げている。 排除命令について同社では「広告表現の一部に不適切な部分があったため、内容を修正した」とコメントしている。 (7月13日19:52) |